処遇改善加算|介護老人保健施設 すみれ園

介護職員処遇改善加算及び介護職員等特定処遇改善加算

「介護職員処遇改善加算」について

処遇改善加算は、介護職員の賃金向上を目的に、介護報酬を加算して支給する制度です。 2011年まで実施されていた介護職員処遇改善交付金を引き継ぐ形で、2012年に運用が開始されました。 加算を取得した事業所は、加算額に相当する賃金改善を実施しなければなりません。 当園では介護職員処遇改善加算Ⅰを取得しています。

「介護職員等特定処遇改善加算」について

介護職員処遇改善加算(以下「処遇改善加算」という。)は、平成23年度まで実施さ れていた介護職員処遇改善交付金(以下「交付金」という。)による賃金改善の効果を 継続する観点から、平成24年度から交付金を円滑に介護報酬に移行し、交付金の対象 であった介護サービスに従事する介護職員の賃金改善に充てることを目的に創設され たものである。
(中略)
2019年度の介護報酬改定においては、介護職員の確保・定着につなげていくため、 処遇改善加算に加え、介護職員等特定処遇改善加算(以下「特定加算」という。)を創 設し、経験・技能のある介護職員に重点化しつつ、介護職員の更なる処遇改善という 趣旨を損なわない程度において、一定程度他の職種の処遇改善も行うことができる柔 軟な運用を認めることとし、更なる処遇改善を行ったところである。

出典:「介護職員処遇改善加算及び介護職員等特定処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について」の一部改正について(令和4年3月11日老発0311第4号厚生労働省老健局長通知) [PDFファイル/1.87MB]

特定加算の算定要件

以下の条件を満たす場合、勤続 10 年以上の介護福祉士等がいない場合であっても取得可能です。

①現行の処遇改善加算Ⅰ~Ⅲを算定していること

②職場環境要件について、「入職促進に向けた取組」、「資質の向上やキャリアアップに向けた支援」、「両立支援・多様な働き方の推進」、「腰痛を含む心身の健康管理」、「生産性向上のための業務改善の取組」、「やりがい・働きがいの醸成」の区分で、それぞれ1つ以上取り組んでいること

③賃上げ以外の処遇改善の取組の見える化を行っていること(2020 年度から要件)
具体的には、以下の内容について介護サービス情報公表制度を活用し、公表していること
・ 処遇改善に関する加算の算定状況
・ 賃金以外の処遇改善に関する具体的な取組内容

職場環境等要件について

入職促進に向けた取組
●他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築
資質の向上やキャリアアップに向けた支援
●上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保
両立支援・多様な働き方の推進
●有給休暇が取得しやすい環境の整備
腰痛を含む心身の健康管理
●短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施
●介護職員の身体の負担軽減のための介護技術の修得支援、介護ロボットやリフト等の介護機器等導入及び研修等による腰痛対策の実施
生産性向上のための業務改善の取組
●タブレット端末やインカム等のICT活用や見守り機器等の介護ロボットやセンサー等の導入による業務量の縮減
●5S活動(業務管理の手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実践による職場環境の整備
やりがい・働きがいの醸成
●ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善

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